Persefasa.wav テルミンの音 付録E「楽器についての補足」5. 電鳴楽器 2. 音合成法 (1) ヘテロダイン方式 (a) テルミン 図はコーヒーブレイクの図1に開発者,ほとんど唯一の奏者クララ,IC化された最近の市販品の写真. 曲はヒンデミット(Paul Hindemith,1885-1963)の"ペルセファーサ(Persefasa)" 演奏はClara Rockmore(1911-1998).  音の大きさを左手のループアンテナへの距離で操作できるが,完全に音を切 ることが難しく,どうしても音が続いてしまうため,休符の後の音以外,ほぼす べての音がポルタメントにならざるを得ない.右手の高さで音高をとるが,高 さの目安がないので音高が不安定になりやすい.  テルミンのキリル文字表記のローマ字転記は Lev Termin であるが,ローマ字表記には この他に Lev Thermin, Leon Theremin などがある.